Listener に次のような特徴がある場合は、完全に自動化された形式のデバイス・トラッキングを使用できません。
Adaptive Server Anywhere 9.0.1 以前の Listener または Palm Listener である
この場合にデバイス・トラッキングを設定する方法については、手動でのデバイス・トラッキングの設定を参照してください。
UDP で受信し、リモート IP アドレスが Mobile Link サーバ・マシンから到達不可能である
この場合の対処方法については、到達不可能アドレスを参照してください。
9.0.0 Listener または Palm Listener のデバイス・トラッキングを手動で設定する場合に役立つストアド・プロシージャがいくつかあります。これらのストアド・プロシージャは、統合データベース上の Mobile Link システム・テーブル ml_device、ml_device_address、および ml_listening を操作します。手動で設定するデバイス・トラッキングでは、ネットワーク・アドレス情報を提供せずに Mobile Link ユーザ名によって受信者をアドレス指定しますが、情報が変更されている場合はこれを Mobile Link によって自動的に更新することはできません。ユーザ自身で変更する必要があります。
電子メール・アドレスは変更されることが少ないので、この方法は SMTP ゲートウェイで特に便利です。UDP ゲートウェイでは、再接続のたびに IP アドレスが変更される場合、静的エントリに依存することは難しくなります。IP アドレスではなくホスト名でアドレス指定することでこの問題を回避できますが、この場合、DNS サーバ・テーブルの更新が遅いとメッセージの誤配信が発生する可能性があります。また、Mobile Link システム・テーブルの更新をプログラミングすることで、次のストアド・プロシージャを設定して IP アドレスを変更できます。
手動でデバイス・トラッキングを設定するには、次の手順に従います。
各リモート・デバイスに対して、ml_device Mobile Link システム・テーブルにデバイス・レコードを追加します。次に例を示します。
call ml_set_device( 'myFirstTreo180', 'MobiLink Listeners for Treo 180 - 9.0.1', '1', 'not used', 'y', 'manually entered by administrator' );
最初のパラメータである myFirstTreo180 は、ユーザ定義のユニークなデバイス名です。2 番目のパラメータには、Listener バージョンに関するオプションの注釈が含まれています。3 番目のパラメータは、ここでは 1 に設定されていますが、SQL Anywhere Studio 9.0.0 からの Listener の場合は 0、9.0.0 以降の Palm Listener は 1、9.0.0 以降の Windows Listener は 2 を使用します。4 番目のパラメータは、オプションのデバイス情報を指定します。5 番目のパラメータは、ここでは y に設定されていますが、デバイス・トラッキングを無視するよう指定します。これを n に設定すると、デバイス・トラッキングによってこのレコードが上書きされます。最後のパラメータには、このレコードのソースにあるオプションの注釈が含まれています。
ml_set_device の使用については、ml_set_device を参照してください。
追加した各デバイスに対して、ml_device Mobile Link システム・テーブルにアドレス・レコードを追加します。次に例を示します。
call ml_set_device_address( 'myFirstTreo180', 'ROGERS AT&T', '3211234567', 'y', 'y', 'manually entered by administrator' );
最初のパラメータである myFirstTreo180 は、ユーザ定義のユニークなデバイス名です。2 番目のパラメータはネットワーク・プロバイダ ID で、Carrier の network_provider_id プロパティと一致している必要があります (詳細については、network_provider_id プロパティを参照してください)。3 番目のパラメータは、SMS 対応デバイスの電話番号です。4 番目のパラメータは、y に設定されていて、通知を送信するためにこのレコードをアクティブにします。5 番目のパラメータは、ここでは y に設定されていますが、デバイス・トラッキングを無視するよう指定します。これを n に設定すると、デバイス・トラッキングによってこのレコードが上書きされます。最後のパラメータには、このレコードのソースにあるオプションの注釈が含まれています。
Carrier 情報の検索方法については、デバイス・トラッキングを参照してください。
ml_set_device_address の使用については、ml_set_device_address を参照してください。
各リモート・データベースに対して、追加したデバイスの ml_listening Mobile Link システム・テーブルに受信者レコードを追加します。これは、デバイスを Mobile Link ユーザ名にマップします。次に例を示します。
call ml_set_listening( 'myULDB', 'myFirstTreo180', 'y', 'y', 'manually entered by administrator' );
最初のパラメータは Mobile Link ユーザ名です。2 番目のパラメータは、ユーザ定義のユニークなデバイス名です。3 番目のパラメータは、y に設定されていて、デバイス・トラッキングのアドレス指定用にこのレコードをアクティブにします。4 番目のパラメータは、ここでは y に設定されていますが、デバイス・トラッキングを無視するよう指定します。これを n に設定すると、デバイス・トラッキングによってこのレコードが上書きされます。最後のパラメータには、このレコードのソースにあるオプションの注釈が含まれています。
詳細については、ml_set_listening を参照してください。
SQL Anywhere Studio 9.0.2
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